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食堂を出る俺たち。
女は俺の後ろを歩いている。
めちゃくちゃ静かだ。
まずは今からどうすべきか考えねば。
勢いで出てきてしまったのはいいが問題はこれからだ。
「まずはこいつを教室に送り、その後は…」
「え?山口君今何か言った?」
「いや、気にするな」
あまりにも腹が立ったためどうやら声に出してしまったようだ。
再び静かになる。
クラスに戻るとまた質問責めか?とか思ってると、
「あのっ!」
あの女から話かけてきた。
「ん?」
「えっと、さっきはありがとう。山口君.......よ」
最後の方が聞こえない。
「何?最後の方きこえなかったけど」
すると女は後ろを向いて、
「何でもないっ。私授業の準備するから先に行くね」
そう言って走っていった。
やっぱあの後じゃ俺と一緒にいるのは辛いよな。
勝手に俺は解釈し、ゆっくりと教室へ戻った。
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