第3話

21/24
前へ
/101ページ
次へ
そんな俺などお構いなしに話続ける黒ギャル共。 いやまて、この黒さ何かに似ていると思ったらバナナだ! それもシュガースポットにより黄色い部分が一部分もない真っ黒なやつ。 「じゃぁさ~別に今日じゃなくてもいいから~今度ウチらと一緒に町行こうよ」 黒ギャルが喋り終わると今度は黒ケバ女が喋り始める。 黙れ黒バナナ!! 少し卑猥な気もするが… 「てかさ~君ちょ~好みなんだけど、顔いいし、だからさ~アドレス交換しようよ」 ケータイを取り出し俺に突きつけてくる女。 ちょっと人を気遣う心があったかと思ったらこれかよ。 俺、顔だけで判断する奴嫌いだから。 それに何故俺はバナナと喋らなければならないのだ?そこが違う。 「ねぇ早くケータイだしてよ~」 .... でたでた、 上目遣い。 でもそんな真っ黒でケバい奴の上目遣いなんて吐き気がするわ。 冗談抜きで、まじで気持ち悪くなってきた。 「ねぇねぇ~早く~」 「俺あんた達と行きたくない。 それにそのわざとらしい上目遣いやめてくんない。まじで気持ち悪いから早くどっか行ってくれよ」 いつもよりも大きめな声、 直後、シーンとなる教室 。 そしてすぐいつもどおりに騒ぎ出す。 今度は女たちの顔は変わった。 これには流石にキレたのだろう。 「はぁ?あんた何調子のってんの?」 「まじウザいんですけど」 主に主成分がバナナのお前らがな。 また、一瞬だが周りがシーンとなる。 「俺早くどっか行ってくんない?って言ったはずだけど」 目だけ笑わない作り笑顔で黒バナナを見る。 そしてなぜかは知らんが奴らはその場で突っ立ってた。 面倒なので無言で立ち上がり、彼女たちの横を通り当初の目的へ。 「先生、部活の事なんですが」 オニギリ頭の所へ、 「そうだったね で、何処にする?」 話が早いな 「陸上部でお願いします」
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1148人が本棚に入れています
本棚に追加