第3話

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ここは正直に言うしかないか? 「俺中学しか陸上をやってなかったのでその時の記録しか....」 俺がそう言い終わるとじいさんは黙ってしまった、 まさかタイム測るとか言うのはゴメンだぞ、 今俺がはいてるのはスニーカーだ。 こんなんでいい記録がでるわけ.... 「じゃ今からはかっちゃおう」 まぁね、 雰囲気的にわかってたけどね。 ここホントに有名な陸上部なのか? 疑わしくなるくらいいい加減だ てか制服で走んの!? ■  ■ ただ今山口広也はグランドに立っております。 結局服装は貸してもらった体操服でやります。 靴はスニーカーのまんま... どうせならスパイクも貸してくれよ。 俺の切実な願いもむなしくさっきのおじさんがスタートの準備をし始めた。 軽くアップはすませたが、一応念入りにストレッチを再度行う。 さっきのじいさんの話だといきなり100メートルはキツいので今日は50メートルでいいそうだ、 「おーい始めるぞ」 スタート地点まで歩き、構える。 「よぉ~い」 帰ったら買い物に行かなきゃ。 パァ―ン
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