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一気に50メートルという距離を駆け抜ける。
何ヶ月ぶりだろう。
こんなに全速力で走ったのは。
昔のフォームなんて覚えてない、
ただ、がむしゃらに走った。
走り終わると汗が体中から吹き出すようにしてでてきた。
でも、
決して嫌じゃあなかった、
それよりも何か気分がいい、
朝のランニングの時もそうだけど。
俺...走んの好きなのかな?
乱れた息を整えつつタイムをはかった生徒に近づく。
それと同時にスタート地点にいたじいさんも近づいてくる。
「タイムは?」
俺より先にきくじいさん、
「え~と6秒1です」
「山口、来週から陸上部な」
そう言ってじいさんはグランドから去っていった、
あとに取り残された俺と男子生徒は互いに顔をあわせて。
「お疲れ様でした」
そう言って帰路についた。
ま、ほどほどに頑張りますわ 笑
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