君へ

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君に会う為の道を 今は一人で歩いてみたんだ、 細くて薄暗くて 君が迎えに来てくれた道。 嬉しくて だけど絶対にそれが バレないように、 冷静に歩いた道。 助手席に乗ったら ハグでしょ、 うれしかったんだ。 今更…なんだけど その景色が浮かんで 前も見れなくなった。 あたしから溢れ出して 歩けなくさせたのは やっぱり涙で いつからこんなに 涙もろくなったんだろ。 いつまで君は あたしを離してくれないの? 君はやっぱりズルイよ、 道の真ん中で 立ち止まって泣いてるなんて 誰にも見せられないよ。 あたし、 大丈夫かな。
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