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沢山のｷｽをした。
馬鹿みたいに
酔っ払った夜、
他のお客さん大丈夫?
って位
ｷｽしてたよね。
従業員やたらいるし
ｼｬﾝﾊﾟﾝｺｰﾙなんて
鳴りやまなくてさ。
あの日
たまたま自分達の
お客さんと
君の所に飲みに行って
結局朝までに
ﾄﾞﾝﾍﾟﾘ５本は下ろしたよね、
しかもお客さん払いで、
あたしは酔っ払いで
君に夢中だし。
悠ﾁｬﾝはﾍﾞﾛ酔いで
ｲﾛﾝﾅ子と踊って騒いで
ｸﾗﾌﾞ状態だったよね。
お客さんは
お客さんで潰れ気味。
だけど、
あんなに君とｲﾁｬﾗﾌﾞで
ここですんなよ!!!
ぐらいやらかしたのに、
相変わらずそのお客さんとは仲良しだよ。
仕事上弱みを
握られた気分だけどね。
あたしこれでも
男関係の噂は０
が売りだったんだからさ。
しかし
あの後君は
他の席で何も言われなかったのかな。
今更だけど。
君はいつも
あたしにｷｽを試したよね。
街中だろうが
お店だろうが
「ちゅーｯ」ってさ、
恥ずかしかった。
恥ずかしくてたまんなくて、
馬鹿!!!って逃げたら
ﾋﾋﾋﾋﾋっていたずらに
笑ってたね。
もう、
忘れたいです。
怒るかな。
だけど
忘れたい。
だけど君の笑顔は
他の誰よりも格別で
あたしを未だに
離そうとはしないんだよ。
笑い声も
あたしの頭には
綺麗に記憶されたまま。
君のｷｽを
忘れられずに
あたしを離さないんだ。
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