第2話:奴、大人のような子ども!?

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「ええ!?じゃあコーヒー美味い事とか知ってる気!?」 「知ってる気」 「嘘だろ!?俺入るの楽しみだったのに!!」 「1人で入りなよ」 「1人は嫌だ!!」 「何でだ!?」  払い退けた手をまた掴まれた晶は「掴むな」と言って再度払い退けた。  しかし、倉本は「入るって言わなきゃ離さない!!」と言ってまた掴んできた。  どこぞのギャップ男と同じような事言ってんな!!  と思いつつも、言うと面倒な事になりそうなのでそれは言わず「離せ!!」「嫌だ」を繰り返していた。  暫くそうもめていると、後ろから「あれ~?」と聞いた事のある声がした。  その声に動きを止めた晶は恐る恐る後ろを振り返ってみた。  すると…… 「しょーちゃあん!!久しぶり~!!」 「うわぁ……出た」 「うわぁ……出た。って何だよ~!!会いたくなかったみたいな言い方じゃん」  つい心の素直な言葉が口から出てしまった。  おっと。と口に手を当てるが言ってしまったらもう遅い。その言葉に対する川端の抗議が始まった。
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