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残された2人はとりあえず顔を見合わせた。
生方は晶を心配そうにしつつも川端に対する苛立ちを露わにしている。
一方、川端は晶が居なくなって“つまらない”と言う表情をしていた。
「………絡みすぎだ」
「ごめん、ごめん。何か久々だったから」
「そんなキャラじゃなかっただろ?何かあったのか?」
「お、流石ウブ!!鋭いね」
「茶化すのはいい。簡潔に話せ」
ふざけたように言った川端をぴしゃりとはねつけた。
その様子に、参ったな~。と愛想笑いを浮かべながら頭をガリガリと引っ掻いた。
―――――――――――――
バックヤードに入った晶。色んな意味で初めて会った人間・川端に戸惑い、そして考えてみた。
外見は大人でイケメン、しかし中身は幼い……と言うか可愛い。
ギャップがありすぎてどう接して良いのか分からなくなる。
「はぁ………。気持ち悪いの治まってきた」
うがいをして口内をスッキリさせると気持ち悪いのは治まった。
しかし、川端がまだ居ると思うと出るのに躊躇する。
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