第5話:奴と外で出会う…

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 英語が苦手なあたしにとって、この会話は暗号でしかない……。  と言うか……前回の間接キス赤面から気まずいのに、それを全く感じさせない対応。  いや、良いんだけど…何か照れてるのはあたしだけなのかって思うとシャクだ。 「この子はしょーちゃん。スウィーティだよ」 『ああ。彼女がそうなのか。初めまして』 「え!?……あたし!? あっ…アイドントスピーク…イングリッシュ!!」 「ぶふっ!!」  いきなり話しをふられたから、とっさに英語で言ってみたけど…川端さんに笑われた。  何で笑うんだ!?てか、スウィーティって何だ!?何も甘くないぞ!!  何も分からないまま川端さんを見ると、笑顔で理由を教えてくれた。 「しょーちゃん可愛すぎ。それを言うなら、don'tじゃなくてcan'tだよ。 She can't speak English」 『あ、そーいう意味。可愛らしい子どもだな』 『16歳だよ~』 『は!?マジかよ!?妹と同じ10歳かと思った……』 「……バカにしてますか?」  白人さんが驚いてるのは分かったが、何で驚いてるのかは分からなかった。
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