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英語が苦手なあたしにとって、この会話は暗号でしかない……。
と言うか……前回の間接キス赤面から気まずいのに、それを全く感じさせない対応。
いや、良いんだけど…何か照れてるのはあたしだけなのかって思うとシャクだ。
「この子はしょーちゃん。スウィーティだよ」
『ああ。彼女がそうなのか。初めまして』
「え!?……あたし!?
あっ…アイドントスピーク…イングリッシュ!!」
「ぶふっ!!」
いきなり話しをふられたから、とっさに英語で言ってみたけど…川端さんに笑われた。
何で笑うんだ!?てか、スウィーティって何だ!?何も甘くないぞ!!
何も分からないまま川端さんを見ると、笑顔で理由を教えてくれた。
「しょーちゃん可愛すぎ。それを言うなら、don'tじゃなくてcan'tだよ。
She can't speak English」
『あ、そーいう意味。可愛らしい子どもだな』
『16歳だよ~』
『は!?マジかよ!?妹と同じ10歳かと思った……』
「……バカにしてますか?」
白人さんが驚いてるのは分かったが、何で驚いてるのかは分からなかった。
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