第5話:奴と外で出会う…

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「彼の…ルワギの妹に似て可愛いって言ってるんだよ」 「……大分フォロー入れてませんか?」 「ボクは嘘をつきません」  断言した川端さんだったが、カタカナでボクって言ってる時は信用ならない。  それに最近気付いたあたしは「そうですか」と適当にあしらって、この場を後にしようとした。  すると、川端さんは「ええ!?」と大袈裟に驚いてあたしの腕を掴んできた。 「いいじゃん!!会ったんだから一緒に遊ぼーよ!!」 「いや、綺麗どころと一緒に歩ける程の格好してないんで」 「ん?何が?」  ぐいぐいと引っ張る男の力に敵うハズもなく…… 『ルワ!!しょーちゃんの片腕掴んで!!』 『は?これって連れ去り?』 『違うよ~。お誘い』 『ま、何でもいいや。早く涼しい所行こう』 「ちょっ……2人で話し進めて何してくれてんですか!?」 「はいはーい。お店までご案内致しまーす」 「はーなーしーてー!!」  必死な抵抗も虚しく、ニコニコ笑う川端さんと無表情の連れの人に数メートル先のお店まで連行された。
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