第5話:奴と外で出会う…

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 あたしの言葉なんて気にせず店内へと消えていく川端さん。  ルワギさんを見ると目が合い、お互い思っている事は同じなようで苦笑いを浮かべた。  いくら川端さんでも、店の人がどうにか出来ない事を解決出来るのだろうか?  何でも出来てしまう川端さんだが、クレーム処理とかは出来ない気がした。  あたしは「はぁ……」っと溜め息をついて独り言のように「トラブルでケガとかしなきゃいいけど…」と囁いた。すると…… 「キミ、リュウジが好きなの?」 「いや、単に心配なだけです…ってルワギさん!?日本語喋れるんですか!?」 「少しはね。覚えとかないと不便だし」  なんとも流暢な日本語を披露してくれたルワギさん。  だったら最初から日本語で話しててくれ!!  いらんとこで頭使ったじゃないか…。  と、まあ愚痴は心の中に留めておき、川端さんが帰って来るまでの間何をしているかが問題だ。  まさか、ルワギさんとしゃべくりしてるワケにもいかないし…。  やっぱり帰ろうか?当初の目的である買い物も終わってないし。  そう思ったけど、中に入ったきり何の反応もない川端さんが(一応)心配だったので待つ事にした。
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