第一章

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俺は、寝てた体を起き上がらせ、自分の顔を両手で叩いて完全に目が覚めた。 俺は周りを見渡し、一言。 「…ココ…どこ…?」 俺がそういうと、女の子は驚いたように「えっ?」 と言ってきた。 「ぁれ、確か俺学校に遅刻しそうになって、急いで家飛び出して…それから…どうしたんだっけ?」 俺は独り言のように頭をかきながら、喋った。 「私がココへ来たときにはもうあなたが寝てましたけど…。」 女の子が腕時計を見ながらそう言った。 「ってか!今何時だよ!俺学校行かなきゃ!」 女の子の付けてる腕時計で思い出した。 「ちょっとキミ!ココどこ!?ってか今何時!?俺学校行かなきゃ!」 俺は女の子に攻めよった。 「ぇ!?ぁ、あの!少し落ち着いて下さい!」 女の子の言葉で俺は今の自分の行動に気がついた。 俺は女の子の肩をつかんで思いっきりゆらしていた。俺はすぐに手を離した。女の子は俺が手を離した後も少しグワングワンした様子だった。 「ご、ごめん!少し混乱してた。」 「と…とりあえず深呼吸しましょう。」 女の子の言う通り、俺は吸って吐いてを2回ほど繰り返し、落ち着いた。 「まぁ、この時間じゃどうせ遅刻決定だし、焦っても仕方ないな」 俺は笑いながらそう言った。 「まぁ、とりあえず状況を確認しなきゃな…とりあえずココがどこか教えてもらえるかな?」 俺が女の子にそう訪ねると、女の子は笑って答えてくれた。 「ぇっと、まずココはポップン街の一本杉の丘です。」 「ポッ…何だって?」 俺は聞き慣れない単語に戸惑った。 「ポップン街です」 女の子は繰り返しそう言った。 「ポップン…聞いたことないな」
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