34人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は、寝てた体を起き上がらせ、自分の顔を両手で叩いて完全に目が覚めた。
俺は周りを見渡し、一言。
「…ココ…どこ…?」
俺がそういうと、女の子は驚いたように「えっ?」
と言ってきた。
「ぁれ、確か俺学校に遅刻しそうになって、急いで家飛び出して…それから…どうしたんだっけ?」
俺は独り言のように頭をかきながら、喋った。
「私がココへ来たときにはもうあなたが寝てましたけど…。」
女の子が腕時計を見ながらそう言った。
「ってか!今何時だよ!俺学校行かなきゃ!」
女の子の付けてる腕時計で思い出した。
「ちょっとキミ!ココどこ!?ってか今何時!?俺学校行かなきゃ!」
俺は女の子に攻めよった。
「ぇ!?ぁ、あの!少し落ち着いて下さい!」
女の子の言葉で俺は今の自分の行動に気がついた。
俺は女の子の肩をつかんで思いっきりゆらしていた。俺はすぐに手を離した。女の子は俺が手を離した後も少しグワングワンした様子だった。
「ご、ごめん!少し混乱してた。」
「と…とりあえず深呼吸しましょう。」
女の子の言う通り、俺は吸って吐いてを2回ほど繰り返し、落ち着いた。
「まぁ、この時間じゃどうせ遅刻決定だし、焦っても仕方ないな」
俺は笑いながらそう言った。
「まぁ、とりあえず状況を確認しなきゃな…とりあえずココがどこか教えてもらえるかな?」
俺が女の子にそう訪ねると、女の子は笑って答えてくれた。
「ぇっと、まずココはポップン街の一本杉の丘です。」
「ポッ…何だって?」
俺は聞き慣れない単語に戸惑った。
「ポップン街です」
女の子は繰り返しそう言った。
「ポップン…聞いたことないな」
最初のコメントを投稿しよう!