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「え?」
さなえが何か呟いたように聞こえたが、あまり聞き取れなかった。
「ううん、何でもな…っクシュン!」
夜風に当たりすぎたんだろうか。
俺は笑って
「そろそろ戻ろうか」
そう言った
「はい♪」
さなえもそれに応じて、二人で家の中に戻っていった。
…………数時間後。
俺は飛び上がった。
全然眠れてないのだ。
チキショウ!こんな可愛い子が隣で寝てるってのにまともに寝れる男がいるか!!
そう心の中で叫んだ。
まぁ…とりあえず、明日街から出れるか試してみよう。
そして、ゆっくり日が昇り始めた。
一睡も出来ぬままに。
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