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朝日がカーテンを透きぬけて入ってくる。
目を開けてみる。
丁度朝日がカーテンの隙間を縫うように俺の顔に当たっていた。
眩しいな。
手で光をさえぎる。
ふと隣を見てみると、さなえの姿は無かった。
時間を見てみると
6時30分・・・。
昨日のは夢・・・だったのだろうか?
とりあえず体を起こしてみる。
辺りを見渡してもても、さなえの姿は無かった。
何処に行ったんだろう・・・こんな朝早くから。
そう思った時だった。
ガチャっと音がして
さなえが出てきた。
「あ、シノさんおはよう♪」
そうさなえは挨拶をした。
「・・・」
俺は黙ったまんまだった・・・。
「具合・・・どうですか?」
さなえは俺に尋ねてきているが、俺は返事を返さない。と言うよりも声が出ないのだ。
何故かと言うと、さなえの格好に問題はあった。
バスタオル1枚・・・。
どうやら朝風呂に入ってたらしい。
その格好に俺は見とれてしまったのだ。
さなえが不思議そうにこちらを見ていると
「ぁ・・・」
さなえは今の自分の格好に気がついたらしい・・・。
赤面・・・のち
「キャーーーーーーー!!!!!!」
天にも届きそうな勢いで叫んだ。
はい、お約束のギャルゲーイベントですよぉ♪
って、これギャルゲーじゃねぇし!
とか心の中でノリ突っ込みなんてしてみた後、すぐに後ろを向いた
「ご、ゴメ!見る気は無かったんだけど!」
めっちゃ見ちゃったけど。
>さなえは急いで風呂場へ戻っていった。
「・・・見ました?」
さなえが恐る恐る顔を出す
「少し・・・。」
少しどころかめっちゃ見ましたが何か?
俺の中の悪魔的存在がそんな事を言っているように聞こえた。
「ぁ・・・あの、シノさん。そこの紙袋・・・取ってもらえますか?」
さなえが顔を赤くしながら言った。
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