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「リアス様。」
受付の女性から呼ばれたリアスは立ち上がり受付に向かった。
「お待たせ致しました。こちらが新しいギルドカードです。」
女性は机の上に新しいカードと保険証を置きリアスはカードと保険証を手に取った。
「早速依頼を受けますか?」
女性は手を依頼書が貼ってある掲示板に向けたが、リアスは首を横に振った。
「今日はこれから用事があるので…。」
そう言った後、リアスはギルドから出た。
外に出るとリアスは僅かにため息を吐いた。
(ふぅ…。ちゃんと使えて良かったよ。)
リアスは心の中で安堵し、また気を引き締める。
(魔法高校に行くか。)
朧気な記憶を思い出しつつ、地図を片手にリアスは高校に向かい歩き出した。
数十分歩き続けて、リアスは高校の前で立ち止まった。
(でかい…。昔より更に大きくなったんじゃないか?)
リアスは目の前の光景にそう思った。
しかし、リアスが驚くのも無理はなく、このハーヴィス魔法高校は国内でも最大級の広さを誇る高校である。
高校の外周には柵や壁があり、不審者が入れないようになっていた。
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