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「その長刀が欲しいならやろう。」
リアスは声がした方に顔を向ける。
老人は一つの箱を持っていた。
「何故?」
リアスの問いに老人は答える。
「その長刀は魔剣、いや魔刀という魔武器でな。認められた者しか抜けんのよ。今までその長刀を抜いた者は見たことがないからの。それに、儂もそろそろ天命が近付いてきておる。だから、お主にやろうと思ってな。」
老人の話を聞いたリアスは長刀に視線を戻した。
そして、柄を握り刀を抜こうとする。
「……………。」
老人はただ黙ってそれを見る。
ガチャ
すると、刀が抜け刀身が露わになる。
「ほう…。」
老人は驚きの声をあげた。
リアスは露わになった刀身を見た。
チン
リアスは刀身などを見た後、刀を鞘に戻し老人を見る。
「本当に良いんですか?」
「ああ…。」
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