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「すまん。すまん。では、校長、失礼しました。」
クロスは校長にそう言いリアスを見た。
「失礼しました。」
リアスは立ち上がり校長に挨拶を言い先に退室したクロスを追った。
五分程歩くと教室がある校舎に着いた。
二人は一階の端にある教室の前で立ち止まる。
「さて、お前に言っておく事がある。」
真剣な表情なったクロスにリアスはもうばれてしまったと思い不安になる。
「知っているかは知らないがな。」
その言葉から察するにリアスの正体に気付いた訳ではなさそうなので、内心安堵する。
「Eクラスは他の科のクラスから毛嫌いされてるんだ。」
クロスは中にいるであろう生徒を扉越しに見る。
「理由は簡単。Eクラスは魔法が使えないからだ。まあ、そう言う意味では魔法科学科も似たようなもんだがな。」
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