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リアスは黙って話しを聞く。 「他のクラスから虐めみたいなのを受けるかも知れないからお前も注意しろよ。」 クロスの真剣な顔に冗談ではない事が分かり頷く。 「それと、Sクラスとの合同実習には気をつけろよ。」 何故Sクラスとの合同があるのか分からずにリアスは首を傾げ、クロスは続きを言う。 「S、Eクラスは双方共に人数が少ない。だから、少ない人数同士で合同授業をする時間がある。」 リアスが疑問を言う前にクロスは苦々しく言った。 「最も殆ど相手にならないがな…。」 確かに、エリート揃いのSクラスと普通の中でも弱いと呼ばれるEクラスとでは実力に差がありすぎる、とリアスは考えた。
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