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「おっと。早く行くぞ。」
クロスは扉を開け中に入りリアスも続く。
シーン
教室は静寂だった。
机も十しかなく本を読んでいる者、空を見続ける者、机にうつ伏せている者などが居た。
「相変わらずだなぁ。」
クロスは頭をボリボリと掻きながら言う。
「おい!お前ら!SHRを始めるぞ!」
クロスの大声に皆の視線が二人に集まる。
「今日は編入生が入ってきた。リアス・クロウだ。」
クロスの紹介に合わせリアスも挨拶をする。
「リアスです。よろしく。」
しかし、誰も何の反応もしなかった。
「あー…。リアスの席はそこだ。」
若干言葉を濁しながら、クロスは右端の机を指さす。
リアスは指定された席に座ると無言でこちらを見る小柄な黒髪の少女に笑顔で話しかける。
「よろしく。」
「……よろしく。」
少女は最初無表情でリアスを見ていたがリアスが笑顔で話すと同じように笑顔で言った。
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