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「今日の予定を言うぞ。十五分以内に第三実技室に集合。以上。」 簡潔に、だが内容が分からない予定を言い、クロスはさっさと教室から出ていってしまった。 とりあえずリアスは隣の少女に話しかけようとするが名前を知らなかった。 「えっと…。」 それに気付いた少女はリアスを見た。 「私、リンス・フローライト。」 リンスは無表情で名前を言った。 「改めてよろしくお願いします。リンス。僕達名前が似てますね。」 リンスに笑いかけるとつられたようにリンスもクスッと笑った。 「そうだね。」 滅多に見れないであろうリンスの笑みにリアスは少し見とれていた。 「……………。」 元の無表情に戻ったリンスが惚けているリアスに無言の視線を投げかけるとリアスは慌てて言った。 「えーと…。場所がよく分からないから案内してくれませんか?」 その言葉を聞きリンスは立ち上がった。
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