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人の悪夢は蜜の味
闇に追い込めば追い込む程に
蜜は妖しく光り、甘味を増す
―そろそろ悪夢に実体-リアル-を与えよう
滅びの夢はいかが?
我が手中に収まりし姫君を救わんと
やって来た王子様
姫よ、お迎えぞ着きました。
王子を貴女の前で
葬って差し上げましょう。
広がっていく赤い海
滴り落ちるは真っ赤な血
我が剣の貫く先には2つの屍
そう...これは王子と貴女の血だよ。
姫。
夢の扉は閉められた
目覚める事なく廻る夢
覚めなければ
夢は実体を持ち、現実味を増す
私が欲したモノは
貴女の夢と貴女自身。
姫は永久に我がモノに...
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