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しかし少年は空中で体勢を立て直しそれら全てを二本の剣で弾いていく。
5発目を弾いた少年は、その衝撃を利用して反転し、左の剣を素早く男に投げつけた。
剣は回転を帯ながら飛翔し、男の持つマグナムに直撃、甲高い金属音と共にマグナムを弾き飛ばし、そのまま勢いを失わずに忍者刀に当たり、真っ二つに打ち砕いた。
「ぐっ……」
強い衝撃で尻餅をついた男の喉元に、少年は金色の剣を突き付け、空色の瞳で男の瞳をまっすぐ睨み付け、
「俺の勝ちだ」
冷たく言い放った……
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