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それから優愛は色んなところを探し回ったが、それでも幽徒はいなかった。
何処にもいなかった。
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『ぶべー!!ぶぶべへー!!』
その頃、鏡を通り抜けた先で幽徒は、ものすごく高い所からスカイダイビングをしていた。
いや、落ちていた。
もの凄い風圧で幽徒はマトモに喋ることができず、大変なコトになっていた。
『ぶびー!!げぶべべ―!!』
【しぬー!!たすけて―!!】
この様な言葉を叫びながら幽徒は速度を上げながら落ちていた。
風圧に耐えながら目を開けてみると、遠くの方に大きな塔のようなものが見えたので
明らかに日本ではないことだけがわかった。
また目を閉じると、急に強い眠気に襲われた。
そして意識が遠のいていった。
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