あなたへ続く物語

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男 僕はストーカーだ。 悪い事だということは十分に理解している。 だけど自分を止める事はどうしても叶わない。 それに自分で自分をストーカーだとわかっている分、情状酌量の余地があるのではなかろうか。と、思っている。 女 私はストーカーです。 悪い事だということは、十分に理解しております。 だけど自分を止める事はどうしても叶わない。 それに自分がストーカーだと認めている分、情状酌量の余地があるのではないだろうか。と、思っています。 男 僕は大学受験に失敗した浪人生だ。 でも、彼女の事を考え出してからは、一切勉強が手につかない。 女 私は大学受験に失敗した浪人生です。 でも、志望校のレベルを下げたのもあるのですが、彼の事を考えていても、勉強には余裕があります。 男 僕の愛する彼女は、とても美しい。 だから、平凡な僕とはつりあわないのはわかっている。 だからこんな行為を続けているのだろう。 彼女は、僕より年が上だ。 それに僕とは違って、学校にいっている大学生のようだ。 僕が彼女を好きになったキッカケは…あのハンカチ…僕は忘れはしない。 彼女はとっくに忘れているだろうが。 でもだからこそ僕は、彼女をどうしても自分のものしたいのだ。 それまでは、絶対にあきらめられない。 女 私の愛する彼は、とてもカッコいい。 だからこんな平凡な私とは、つりあう訳がありません。 だからこんな事しかできないのです。 彼は私より年が下のようです。 彼は学校にいっている高校生のようです。 私が彼を好きになったキッカケは…ありません。 街でみかけて、完全に一目惚れでした。 だけどたからこそ私は、ほんと一瞬でもいい、一言二言でもいい。 彼とどうにか関わりたい、喋ってみたいのです。 私はそれが叶えば、彼を一切あきらめらる事ができるでしょう。
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