魔法使いの陰謀

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だが、そのおかげで何とか仕事を終える事が出来た。     夕飯も自分の分だけなのだから、後で作ればいいだろう。     「…シンデレラー!シンデレラ!!ちょっとこっちに来なさい!」     そう思ってちょっと休憩していると、エリーゼが何処からかシンデレラを呼び付けた。     「んだよ、人が疲れてんのに。うーん、面倒だから聞かなかったふりを…」     「見つけましたわ、シンデレラ!ここにいたんですね」     面倒だから聞かなかったふりをしようとした矢先、マリアに見つかってしまった。     「さぁ、お母様たちが待っていますよ!!」     「えぇ~、面倒だから嫌だ。てか、離せ?」     反論するものの、マリアに服を引っ張られながらズルズルと連行されるシンデレラ。     「だから嫌だっつってんだろ、離せって!!」     「ああ、王子様はどんな殿方なのでしょう…楽しみですわ」     「おい、こら!!人の話を聞けー!」     その後結局、姉貴ズたちの着替えを手伝う羽目になった。    
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