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「そそ、鬼の宮古。
で、若いの?相手は誰よ?」
自分で振っといて軽く流してますよこの人ったら。
「若いのじゃない!白虎科、高岡虎太郎だ!!鬼でも何でも良いよ!お前には関係無いだろ!?さっさとどこかへ消えてくれ!」
貴方も食い付いた割りには反応薄いですね?
「白虎科の高岡っつったら有名人じゃねぇか?えっと、アレだよアレ!通り名が…………お!思い出した!」
サクッと出てこないのは有名人と言えるのでしょうか?
てか焦らしすぎです。
「はっけよい高岡!」
はい。
虎太郎さんたら昔のコントみたいにずっこけましたね。
何も言わなくても擦ってすら無いことくらいわかります。
「俺はシコは踏まんぞ!!暴風だ!暴風の高岡!!」
嵐の王ですね?
わかります。
「わりぃわりぃ!んで?そんな白虎科ランキング常に1位の高岡さんが惚れた女ってのはどれほどの方なんすか?」
京介さんの顔がキラキラしてますよ!
まぁ人の恋路ほど見てて面白いもんはなかなかありませんからね。
煙の輪を虎太郎に当ててニヤニヤと笑っています。
「………それがだな、朱雀科の人なんだ」
どういう風を吹き回したら恋の悩み相談室が始まるのですか?
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