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「なぁ高岡?楽しく殺されるのと、明るく殺されるのと、愉快に殺されるの、どれが良い?」
ほぼ同一の鬼畜な三択を笑顔で言い放つ京介さん。
通り名の鬼は、きっと鬼畜の鬼から来ていると思うのは、私だけでしょうか?
「4の宮古京介死亡でファイナルアンサー!!」
寝言をほざきながら腐太郎が再び攻撃を開始します。
死亡フラグがビンビンすぎて、少々不憫です。
『一刀……………』
突っ込んで来た腐太郎の攻撃をスルリと交わし、京介さんが構えもせずに小さく呟きます。
「あ……腐太郎、死ぬよ?」
珍しく真面目な表情を見せた電波の言葉と共に、三俣に別れた村正の一部が砕け散りました。
『獄炎斬』
腐太郎が振り返るよりも早く、その身体を炎が包み込み、京介さんが体内に村正を戻すと同時に、何かもうわけわからないくらい物凄い爆発を巻き起こしました。
数名の生徒が爆発に巻き込まれて重傷なのは、きっと私の気の……せいではないようですね。
『焦土!焦土!焦土!グラウンドが見渡す限り焦土だぁぁぁぁあぁぁッ!!俺もちょこっと火傷したじゃねぇかバカヤロォォォオォォ!』
腐太郎、見せ場無しでしたね。
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