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「人間じゃなければ……」
腐太郎が後ろの京介さんにも聞き取れないくらいの、小さな声でつぶやきます。
「あん?」
背中から伝わる振動で何か言ったのだけは感じ取り、京介さんが怪訝な表情になりました。
「人間を……辞めれば勝てるのか?」
「聞こえねぇよバーロ!戦場だぞ!声張れ!!」
「ならば……俺は人間を辞めるぞ!宮古ぉぉぉぉおぉぉッ!!!!」
え?
石仮面はありませんよ?
「白虎六十六破式!!」
腐太郎が矛を体内にしまうが刹那。
その身体が爆風に包まれ、漆黒に輝きました。
「バカやろぉぉぉぉおぉぉッ!!!こんなところで禁術使うんじゃねぇ!!!」
こんな所でナレーションによります解説コーナー♪
‘禁術’とは、青龍、白虎、朱雀、玄武それぞれの科、もといそれぞれの派閥に伝わる禁じられた技でございます。
まぁ難しい設定にすると皆さんにも伝わりにくいし、作者もこんがらがるので簡単に説明しますと……
①大地に流れる龍脈と呼ばれる氣の流れから、氣を吸い上げる。
②その氣をナノポンへと編み込みそれを身体に流す。
③氣と融合したナノポンが龍脈の意志に耐え切れず暴走状態に陥る。
④龍脈の意志にそのまま身を預け、自身をも暴走状態にして肉体の枷を外し、人間としての限界を超える。
⑤化け物の出来上がり♪or氣の力に耐え切れず肉体が崩壊(破裂)☆
さて腐太郎の運命は?
まぁ、どちらに転んでも人間ではいられなくなりますがね……
ん?
久しぶりにナレーションぽい仕事しましたよ私!!
てか設定解説の入れ方考えるの面倒くさいからって、こんな時だけ私に頼らないで下さいまったく!!
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