入学式~路地裏より愛を込めて~

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  白地に藍色のラインで縁取られ、胸に輝く『光龍』の刺繍。 背負うは壱文字。 「新武装組織『光龍』、その武人育成学校『光龍学園』、さらにその中でも選ばれたエリートで構成された壱番組だとぉ!?」 ご説明ありがとうございます。 「今年の3年にはヤベェのがいるって聞いた事あるぜ!!確かそいつの通り名が……」 皆さんの視線が京介さんに集中し、お兄様の次の言葉を待ちます。 「えっと……赤い〇星じゃなくて、真〇の稲妻でもねぇし……黒い三〇星?いや違うな……」 もういいです。 あなたはジャ〇ローに散ってて下さい。 「『煉獄の焔』、『紅の鬼神』、まぁ色々あっけど俺は『鬼の宮古』が一番シンプルでお気に入りかな?」 京介さんの右腕が光り、放出された光が収束して、その手に一振りの大刀を形成します。 「村正もご機嫌だ♪さぁて、誰から来る?」 愛刀・村正を構えれば、本人もご機嫌です。 えぇ、そりゃもう瞳孔がこれでもかってほど全開になるくらいに。 「ひぃぃ!!『ナノ・マシン・ウェポン』、通称『N・M・W』、女性の中では『ナノポン』って可愛らしい愛称がついてるけど、全然可愛くねぇそんな兵器を持ってる奴に、俺ら一般人が勝てるわけねぇ!!」 使い捨て一般人キャラで、もう二度と出番が無いからって、少しでも読者にインパクトを残そうと、ナレーションを差し置いて説明するのは止めてあげてください。
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