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「続けるか?止めるか?さぁ!どうする!!!」
黙れ電波!止める方向に決まってる……
「……続けて欲しいと思ってしまう俺は間違いか?」
どうしたの京介さん!!
頭腐ってしまいましたの!?
「他人事には、思えねぇんだよ……」
「まぁ一応本人だしな?」
申し訳ありませんが進行の妨げになりますので……
あとは電波が勝手にやってるのを小耳に挟んでいてください。
「そいやさ、聞きそびれてたけど裏稼業科ってなんなんだ?」
「そりゃお前、あれだよ、裏仕事だよ」
話しを戻しはしましたが京介さんが上の空すぎてメッチャ適当です。
「いや、だからその裏仕事って何をするんだ?」
「お前、そりゃあれだよ、危ない仕事だよ」
完全に電波に意識が奪われてます。
「いや、だからな?その内容を詳しく教えてくれないかと……」
『睦月と京一が出ていき、一週間が経つと、取り立て屋が家にくるようになりました……何個も仕事を掛け持ちして寝る間もなく働き続ける京介が家に帰り迎えてくれるのは、優しい睦月と京一の笑顔ではなく、いかちぃオッサンからの暴力だけ……京介は次第に生きる意味がわからなくなってきてしまいました』
「俺頑張って!負けないでーーー!!」
食堂内に瞳を潤ませた奴を何人か確認しました。
バカばっかりです。
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