16人が本棚に入れています
本棚に追加
ピピピッ…ピピピッ…ピピピッ…
俺の部屋に、目覚まし時計が鳴り響く。
俺は寝ぼけ眼で目覚まし時計を探り、スイッチを…
ふにょん…
例えるなら、そんな感じの擬音が合いそうな柔らかい感触を手のひらに感じた。
「ぅん…ぁっ…」
しかも、隣から喘ぎ声か…
「弟よ…もう少し優しく…」
「悪い姉さん………………………って、おい!」
非常事態に一気に覚醒した脳をフル回転させて、隣を見る。
そこには、下着姿でこっちを見上げて赤く頬を染めている姉さんがいた。
「しかしエッチだな…いきなり、胸を触ってくるとは…」
「不可抗力だ!それに、なんで姉さんが俺のベットで寝てるんだよ!?」
「いいだろ別に…姉弟の仲が良いのはよいことだぞ…それと、私のことは美白【ミシロ】姉ぇと呼べと言っただろ?」
ダメだ…何言ってもこのブラコンには意味がない。
「それじゃあ美白姉ぇ。聞くけど、なんで俺のベットで寝てたんだ?」
「いや、朝になってからベットに入ったんだが…」
「…と、いうと?」
「お前を起こしに行こうと部屋に入って、お前の寝顔を見たら、こう…ムラムラときてな…」
弟の寝顔を見てムラムラくる姉ってどうよ…
「本当はキスとか体中を触ったりとか舐めたりしたかったんだが、流石に自重してベットに入ることで我慢したんだ」
最初のコメントを投稿しよう!