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麗達が買い物を終え家に帰っていると、美冬が頭の上に豆電球が光ったかのようか声で
美冬「あっ」
少し大きな声で言った。
仁「どうしたんだ」
麗「どうしたの?」
仁と麗がそう聞くと、
美冬「蘭を家に忘れちゃった」
美冬がまるでテヘッって効果音が付きそうな感じで言ってきた。
仁「マジで?じゃあ早く帰ろうぜ」
仁はそう言って美冬の手を取って走りだした。
え?
麗ならずっと仁が肩車をしていますよ。
え、違う?
蘭が誰かって?
それは後のお楽しみですよ。
そしてようやく麗達は家の前に着いた。
仁「ハァ…ハァ…」
美冬「…ヒッ…ヒッ…フー…」
麗「ハァ、ハァ、ハァ」
だが皆の息は荒れてる様子だった。
仁「ふぅ、麗お前は疲れてないだろ」
麗「あ、バレちゃった」
と下らない話をしながら家に入っていった。
美冬「じゃあ今から晩御飯作るから蘭を起こしてきて」
美冬がそう言うと、
「わかった~」と2人の声が 届き、すぐに階段を上がる音が聞こえてきた。
美冬「はぁ行くのは1人でいいのに」
と呟いているのは誰も気付かなかった。
†††
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