世界観

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~機械世界~ 西暦30XX年。 この時の地球は荒れていた。正確に言うと、地球上に木等は極端に少なくなり、地上では生物は余り存在せず、海中の魚類等は他の生物よりは多いぐらいだった。 そしてオゾン層等、地上を太陽の光から守っていた物が無くなっていた。 それに太陽が地球に近くなり、地上の気温が平均50℃になっていた。 だがそれでも人類は負けじと地上ではなく地下に住んでいた。 しかし人の数が物凄く少なかった。 それも仕方ない、今より20年前に第五次世界大戦が起こり世界各地で核兵器が使われ人類、否生物の数が減っていた。 そしてそれより前に第三次世界大戦、第四次世界大戦があり、ほとんどの生き物が亡くなったのだ。 それが第五次世界対戦の300年前と500年前の話だった。 長い年月が醜い戦争を人々の記憶から消し去り、再び戦争を繰り返した。 その際にも核兵器が使われたが、この時にはもう新たな核爆弾が作られ、一つで日本が消える位の範囲だった。 それをアメリカ、イギリス、ロシアの三ヶ所に同時に落とした。 そして、核を落とされた国と隣接していた国の人々はその日、ほとんどが亡くなった。 そして現在では人は地球に1000程しか居なかった。 そこへ自分を神と言う者が現れ、【すいません、私がちょっと違う世界を見ている間にこんな酷い状態に…】 【ここで住むのは限界があります、ですので違う世界に出来たらお連れしますよ。】 と、全ての人にテレパシーみたいな物で伝えた。 すると人々はほとんどの者が行く意思を見せたが、極一部は残ると伝えた。 神がそれを聞き、 【分かりました。全てではないのが残念ですがお連れしましょう、魔法世界へ】 そう言うとほとんどの人々は光に包まれ、そして消えた。 その後、機械世界で残った人々がどうなったのかは神しか知らない。 †††
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