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麗は少女に追い付き、話しながら行っていた。
麗「えぇ-と、何て呼べばいい?」
少女「そう言えば、まだ名前を言っていませんでしたね」
少女はそう言うと、自分の名前を言った。
少女「巫(みこ)……神崎巫です、巫と呼んでください。それで貴方は?」
麗「俺は麗…須藤麗だ、俺も麗と呼んでくれ。それとよろしくな、巫」
麗はそう言うと手を出してきた。
巫「麗さん、よろしく?」
巫は麗が何故手を出したか分からない様だ。
麗「握手だよ、俺だけが手を出してたら何か恥ずかしいじゃん」
麗はそう言い、苦笑いしながら空いている手で頭を掻いた。
巫「あぁ、握手ですか」
巫はやっと意味が分かった様で、握手をしてきた。
巫「すいませんが私はここまでです、制服屋はあそこですので」
巫は正面にある店を指差した。
麗「そうか、ありがとう~」
麗はそう言い巫に手を振りながら店に向かって行った。
~制服屋~
麗「すいません-、制服を取りに来たんですが」
麗は店の中に入ると、そう言ったと言うよりも叫んだ。
店員「は-い、お名前を言ってください」
麗「須藤って言います」
店員はそれを聞くと、奥に入って言った。
~10分後~
店員が奥から出てきた。
麗「ありましたか?」
店員「ありましたけど………………合計で二人分あったんです、特待生の制服と普通の制服が二つずつ」
麗「それって、麗と蘭って名前じゃなかったですか?」
麗はそれが誰のか分かっている様子だった。
店員「はい、そうですが何で分かったんですか?」
麗「俺が麗で、双子の妹が蘭なんです」
店員「分かりました、では全て持って渡しても大丈夫ですか?」
麗「良いですよ」
麗がそう言うと店員は制服を袋に入れて渡してきた。
麗はそれを受け取ると店から出て行った。
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