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??「こぉら!!麗、母さんを困らせちゃ駄目だろ」
と、麗を宙へと上げた誰かが言った。
麗がその誰かの方を向くと、麗は予想していなかったのか、目を見開いた。
麗が見たのは軽い筋肉質で髪型は麗と同じで髪の色が赤い男の人だった。
次いでに瞳の色は両目とも紫色である。
麗「えっ………と、父さんなの!?」
そう、誰かとか麗の父親こと須藤仁(すどうじん)であった。
仁「あぁ、他に誰がいる」
と仁は言いながら笑った。
すると、麗は仁に抱き付いた。
麗「今回は帰るのが遅くなるんじゃなかったの?」
麗は父が帰って来て嬉しいのか笑顔で聞いた。
仁「今回の仕事は早く終わったんだ、って事で今から我が家に帰ろうぜ」
麗は「うん」と答え、仁の背中に回り込み飛んだ。
そして仁は麗を肩車し、美冬の元へ向かった。
美冬「あなたっ…………………………」
仁は美冬の元へたどり着き、声掛けた。
そして、2人は見つめ合い、
見つめ合い、
見つめ合い?
見つめ合う時間が
とにかく長い。
今で10分ぐらいだ。
美冬「帰ってください」
仁「なっ……………」
美冬がそう言うと、街中だと言うのにorz状態になり、雰囲気はもう暗く何かを呟いている。
ついでに言うと麗も面白そうだからorz状態になっている。
美冬「あなた、あなた」
仁「何だ、美冬」
美冬が仁に呼び掛け真実を話し出した。
美冬「私はまだ買い物が残っているから先に帰っててって言ったのよ?」
それを聞いた途端に仁がorz状態から復活し、笑顔になった。
その時に居合わせた街人に聞くと『その笑顔は回りに花が咲いてる錯覚が見える程に輝いていた』と言う。
美冬「だから先に帰ってて」
と美冬は仁に言った。
仁「嫌」
即答だった。
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