第 二 章

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「あ、ウチそこ!」 「あ、あれか」 自転車が停まったので、ピョンと飛び降りた。 「ありがとう。送ってくれて」 「いえいえ。俺が話したかっただけだし。あと、一つだけ質問していい?」 「うん」 「……咲ちゃん、今、彼氏いるの?」 「あ、うん。……一応」 「そっか。だよね。変な事聞いてゴメンネ」 「ううん」 「また、連絡するね」 「うん」 去っていく、アキくんの姿を見つめる。 あたし、今どんな顔してるんだろう……。  
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