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人間不思議なモノで、ココで俺の人生が終わる…
そう覚悟すると、少し心に余裕が出てくる。
頭は相変わらずパニック状態だが。
…ふと、俺の口からこんな言葉が出てきた。
「…何故だ?」
「何故、俺なんだ?!」
「何故、他のヤツじゃないんだ!!」
するとヤツは、『何をいまさら?』とゆう顔をして答える。
「私を見てしまったからですよ。」
さらにヤツは続ける。
「最初は病室の彼。貴方の先輩ですか?彼を連れて行こうとしたんですが…少し失敗しましてね~。どうしようか考えている所に、貴方が現れた…とゆう次第です。」
え…何?…じゃあ俺は…ただの偶然で…こんな目にあっているのか?
「それとね~。私は、私を認識している方じゃないと、連れて行けないんですよ。」
じゃあ、何か…俺や先輩は、ヤツを認識できる…つまりは『見える』とゆう事か。
「まぁ貴方の先輩からは、足を少し頂きましたし…残りは貴方から…っと、少しお喋りし過ぎましたね。さぁ行きましょう。」
ヤツは手を伸ばしてきて、俺の左腕の手首をガッチリと掴んだ。
そしてもの凄い力で俺を引っ張り、テレビの画面に向かって歩き始めた。
…そうか…そうゆう事か。
だから先輩はあれ程『画面』を嫌がったのか…
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