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そこは、゙練習室゙とかかれた部屋だった。
「ここは普段、歌手達が収録の前に練習する所なの。
好きな曲でいいから、何か歌ってみてよ!」
部屋にはほとんど何もなく、防音にもなっていないようだった。
無理だよ・・・・
私は昔から歌うのは好きだった。
でも、人前では歌ったことはなかった。
『そんなこと言わずに、やっちゃいなさいよ!』
ピッコが言った。
そういえば今まで静かだったなぁ・・・
『今まで少し寝てたのよ。
さ、口をあけて!
あなたなら大丈夫よ!』
ピッコがそう言って私の頭に手を当てた。
すると、自然にメロディが流れてきた。
~♪
私はそっと口を開いて歌いだした。
この部屋・・・
声が響いてとても気持ちいい・・・・
私は、いつの間にか歌の世界に入り込んでいった。
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