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服を着替え終り、財布を後ろのポケットに突っ込むと、財布用のチェーンをベルト穴に引っ掛けた。
カチャッ!
「よしっ!せっかくの休みの日ぐらいは髪をいじるか♪…ワックス何処にやったっけか…?」
アキはワックスを探しながら独り言を更に続け、
「う~む…いつも仕事で全くオシャレに気を使わないからなぁ…金属加工するオッサンばかりの工場で作業服はダサイし帽子をかぶるから、全く髪をイジる意味が無いんだよなぁ…ムサいだけで女っ気が全くないし…、それにしても、…あぁぁワックス何処だぁぁ……………おっ!有った♪こんな場所に転がってたんだ!……むむ」
ほとんど新品のワックスを手に取り久し振りに対面したワックスを見て…水をぶっかけ周りの汚れを落す事にした。
「うわぁ~…こんなにホコリが乗ってるよ、汚ねぇ………これで良しっと!」
フタをクルクル回して空けるとワックスを手に伸ばし短い髪を適当にグシャグシャにセットした。
「やっぱ適当に無造作ヘアーが楽で良いな♪」
ニヤッ
「ふふっ…キマッたな」
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