プチ失恋

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プチ失恋

その日の夜は結構メールが長続きした     いつもみたいに明るい麻希らしいメールだった                               しかし,一瞬にして雰囲気が変わった     麻希がこう言ってきた     《なぁ涼くん… あたしプチ失恋しちゃった…》       『プチ失恋…?』           最初はあまり意味が分からず些細なことだと思っていた       《どぉしたん?なんかあった?》     俺は聞いた           すると…               《実はねあたし中学ん時の元カレが好きなんょ… 》               俺は一瞬携帯から目をそらしたそしてこう続いた       《でもね,最近メールしてたらもぉ当分彼女作る気ないって言われて… だからプチ失恋みたいなっ☆》         最後の文面で明るく振り舞おうとしている麻希に妙に胸が痛んだ
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