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信じられない。
今までの言葉が、すべて真実なんだ。
偽りなんかじゃなく、すべて私に向けられてた本当の言葉。
「初めは、ゆりの事があったから、言わずにおこうと思ったんだ。
ゆりを忘れられなくて君を好きになる事に罪悪感があった。
でも、もう堪えられない」
和人が、私を抱き締める。
ゆりさんの墓の前で。
「君を好きになりたいんだ。契約じゃない。本当の君を」
これは夢?
きっと夢だ。
だって、こんな幸せな時間が、迎えられるなんて。
でも、胸に抱かれる暖かさは確かに本物。
伝えたい。
彼に真実を。
本当の私を。
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