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美味しい料理を済ませた後に、私達はエレベーターを待った。
エレベーターが空いた瞬間、私はレストランに携帯を忘れた事を思い出した。
「海斗。先いってて。後追いかけるから」
「ん。三階だからな」
海斗は手を降ると先にエレベーターで降りた。
私はレストランに引き返すと携帯をとりにいく。
エレベーターを待つと、乗り込んだ。
何十階もあるボタンの中から三階を選んで押す。
扉がしまりかけた時、外から手が差し入れられ、閉まりかけた扉を押さえた。
私は慌てて開くボタンを押す。
「すみません、乗ります」
その声に私は顔を上げた。
顔をみた瞬間、手に持っていたバッグを思わず落とす。
そこにいたのは、
和人だった。
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