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病院の一室。
白いベッドに和人が横たわる。
傷は深かったけど幸いにも命には別状なかった。
扉が強く開かれ、海斗が青い顔で入ってくる。
「警察から事情を聞いた。大丈夫か?」
私は立ち上がると海斗にしがみついた。
手が震える。
あれからずっと収まらない。
海斗は慰める様に、私の頭を撫でた。
「優花、警察の人が話を聞きたいって。通してもいい?」
警察?
私は震える身体を必死で止める。
そして海斗を見上げ頷いた。
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