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「ママさんが契約は破棄されたけど、またいつでもいらっしゃいだってさ」
ママさん。
私をいつも見守ってくれた。
ママさんは、お父さんであり、お母さんだった。
両親のかわりに沢山の愛情をくれた人。
私は涙を堪えながらゆっくりとママの愛情をかみしめるようにサンドイッチを味わう。
「食べたら帰るぞ」
海斗は、窓から外を見下ろしながら言った。
「ね、海斗。
和人さんは…」
私は聞きかけて止める。
「何?」
海斗は聞こえなかったのか、私を見て聞き返す。
私は何でもない、と笑った。
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