第12章

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授業が終わり、春菜と私は学校を出た。 校門前でなんだか女の子達が集まってる。 「何かな?」 春菜が首を傾げた。 私達は女の子の間から覗き込んだ。 見慣れた車。 校門前で壁にもたれ煙草をくわえる男の人がいた。 細身の長身。見慣れたスーツ。 その人がこちらを振り向く。 「和人さん」 私は思わず声を洩らした。
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