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「和人さん、私」
私の言葉を手で制して、和人が真剣な眼差しを向ける。
「ちゃんと、言いたくて来たんだ。
俺は、君が好きだよ」
再び訪れる告白に、私の胸が音をたてる。
「でも、私は高校生で、ずっと騙してたんだよ」
「俺だって30のおじさんだよ」
和人が笑う。
そして私の手を取った。
「高校生でも、年が離れてても関係ない。
優花を、愛してる」
女の子達が、黄色い声を上げた。
「わ、私も」
和人が、私の言葉を待ってる。
私は大きく息を吸うと勢いよく和人の胸に飛び込んだ。
「私も、和人さんが好き!」
私は和人を強く抱き締めた。
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