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海斗に呼ばれたママが部屋に入る。
「今日も綺麗よ、優花ちゃん」
ママの言葉に私は頬を染める。
ママは懐から一枚の紙片を取り出した。
「待ち合わせはここ。何回も言うけど、時間は12時。それ以降は駄目よ」
「解ってるわ。ママ」
私が頷くと、ママは私の頬にキスをした。剃り残しの髭がざらざらして痛い。
「いってらっしゃい、シンデレラ。舞踏会を楽しんで来てね」
私は大きく頷いた。
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