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「なな、なんで！なんで知ってたの？!」
動揺する私を和人が申し訳なさそうに見る。
「優花に会い始めてからさ。
姿は大人っぽいのになんか違うな～っとずっと思ってさ。
それでママを問い詰めた」
「ママ!？ママが喋っちゃったの？」
「ママは最初言ってくれなかったんだけどさ。
あんまり俺がしつこかったから絶対に優花に言わないって約束で教えてもらったんだ」
なんだ。
すでにばれてたんだ。
脱力する私を和人が見つめる。
「ママに聞いたあと、ちゃんと釘はさされたよ。
絶対に優花に手は出さないでくれって。優花をかなり心配してたから、間違いがないようにと思ったんじゃないかな？
俺は約束したよ。だって会えなくなるのが嫌だったから」
和人が私の頭を優しく撫でた。
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