第13章

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それでだ。 ママは和人が本当の事を知ってたから、私には手を出さないって確信してたから、だからあんなに信頼してたんだ。 「でも、それなら」 早くいってくれた方が良かった。 こんなに悩む前に。 私は和人を睨み付ける。 「あ、怒った?」 「怒るに決まってるじゃない!」 いたずらっ子の様に笑う和人に私は怒鳴り付けた。 「でもさ」 和人は立ち上がり、煙草に火をつける。 「最初は、正直迷ってたよ。だって10以上も年が違うし、俺はおじさんだし」
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