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それでだ。
ママは和人が本当の事を知ってたから、私には手を出さないって確信してたから、だからあんなに信頼してたんだ。
「でも、それなら」
早くいってくれた方が良かった。
こんなに悩む前に。
私は和人を睨み付ける。
「あ、怒った?」
「怒るに決まってるじゃない!」
いたずらっ子の様に笑う和人に私は怒鳴り付けた。
「でもさ」
和人は立ち上がり、煙草に火をつける。
「最初は、正直迷ってたよ。だって10以上も年が違うし、俺はおじさんだし」
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