第3章

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裏口から、店に入るとそこには海斗ともう一人女の子がいた。 同じ仕事をしてる美奈さんだ。二十歳で普段は大学生だと言ってた。 「お帰り、和人さんとは楽しかった?」 美奈さんは私より先にこの仕事をはじめていて、私に色々教えてくれる。 私にとってはお姉さんみたいな存在。 「うん、とても楽しかったよ」 そういってドレッサーの前に座る。 メイクは一応自分で落とす事になってる。 私がメイクを落としていると、美奈が近寄り私に囁いた。 「ね、和人さんってエッチとか上手?」 いきなりの質問に、私はメイク落としの入れ物を落としかけた。 「あーっ、やっぱり優しそうだもんね、彼」 「ち、違う!そんな事してません!」 慌てて否定する私に、美奈は驚いた表情を見せる。 「和人さん、ずっと優花ちゃんご指名だし、結構親密だから、もうそういう関係だとおもってた~」 「美奈、優花はまだ子供だろ、 そういうドギツイ質問はやめろ」 憮然とした表情で海斗が言った。
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