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裏口から、店に入るとそこには海斗ともう一人女の子がいた。
同じ仕事をしてる美奈さんだ。二十歳で普段は大学生だと言ってた。
「お帰り、和人さんとは楽しかった?」
美奈さんは私より先にこの仕事をはじめていて、私に色々教えてくれる。
私にとってはお姉さんみたいな存在。
「うん、とても楽しかったよ」
そういってドレッサーの前に座る。
メイクは一応自分で落とす事になってる。
私がメイクを落としていると、美奈が近寄り私に囁いた。
「ね、和人さんってエッチとか上手?」
いきなりの質問に、私はメイク落としの入れ物を落としかけた。
「あーっ、やっぱり優しそうだもんね、彼」
「ち、違う!そんな事してません!」
慌てて否定する私に、美奈は驚いた表情を見せる。
「和人さん、ずっと優花ちゃんご指名だし、結構親密だから、もうそういう関係だとおもってた~」
「美奈、優花はまだ子供だろ、
そういうドギツイ質問はやめろ」
憮然とした表情で海斗が言った。
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